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着々と進む大阪万博の解体と苦難

2026.04.06

毎日新聞掲載記事の切り抜き

毎日新聞掲載記事の切り抜き

昨年10月に閉幕した大阪万博の解体がピークを迎えております。
世界各国のパビリオンや日本企業の展示会場から外周のリングまで着々と解体工事が進んでおります。

しかし施工業者から思わぬ悲鳴が聞こえております。

「こんな頑丈だとは思わなかった」
「こんなすごい鉄骨を使ってたとは思わなかった」
「こんな作業手順を指図されるとは思わなかった」

などなど。

600Hの鉄骨と1.6m3用の鉄骨カッター

600Hの鉄骨と1.6㎥用の鉄骨カッター

プレハブの延長の解体と請け負ったものの鉄骨、コンクリートの構造とも当初の予想以上に強固で予算がかかっており、持ち込まれた鉄骨カッターなどのアタッチメントの刃こぼれやガタの破損が続出、修理工場は大忙しとなっております。

また、万博委員会とスーパーゼネコンの安全管理と監視が日々厳しくなり、「解体ロングでの切断は必ず切断する機械と支える機械の2台で行うこと!」など、ゼネコンの工区に関わらず指摘を受け、施工計画も見直しを迫られた業者は、楽観的な構想を外し、思わぬ出費を余儀なくされております。

階上解体ではワンタッチカプラー装着が必須⁈

オカダアイヨンのSEカプラシリーズ

オカダアイヨンのSEカプラシリーズ

近年、解体現場での作業員の減少と、作業の負担軽減のため、解体重機に装着するアタッチメントの取付、取り外し、取換をより効率的に行う、油圧式のワンタッチカプラーを装着する重機が増えてきました。

解体重機の大型化と同時にアタッチメントも巨大化し、総重量がなんと10トンを超えるアタッチメントの開発が進み、大割、鉄骨カッター、SRC切断機を求め日本全国の解体業者の購入が加速しております。

巨大アタッチメントの取付ピンは1本50kgを超え、人力の限界に達し、オカダアイヨン社製のSEカプラはショベルメーカーのカタログ上の推奨品となり、空前の大ヒット商品となっております。

甲南電機の油圧式カプラ MKCシリーズ

甲南電機の油圧式カプラ MKCシリーズ

しかしここに来て、巨大重機のみならず、ミニショベルから0.25㎥,0.45㎥のワンタッチカプラー付油圧ショベルが増加傾向にあります。

階上解体においてガラ出しのためのバケットをはじめ、複数のアタッチメントの使用が狭所で行われることがあり、交換のためのスペースの確保が困難であったり、安全が十分確保できない現場が従来からあり、労働時間の短縮と、労務軽減と相まって新車購入時からのカプラー装着機械が増えてきております。

ワンタッチカプラーを装着することにより、大きなアタッチメントを取り付けることが制限されますが、それ以上に実際の現場ではカプラー着用が渇望されてきております。